グレース・パートナーズ社労士事務所

佐佐木由美子のちょっと役立つコラム

<社会保険>短時間労働者の適用対象拡大

 

●こんにちは、グレース・パートナーズの佐佐木由美子です。

初夏の緑が美しい季節、外を歩くのは気持ちよいですが、紫外線対策も気になりますね。

●ところで現在、御社の従業員の中で育児休業をなさっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

多くの方は育児に専念し、お仕事はなさらないで休業されていることでしょう。しかし、中には事情があって休業中ながら働いている方もいらっしゃるかもしれません。ではその場合、育児休業給付金はどのようになるのでしょうか。

その仕事が、臨時・一時的であって、就労後も育児休業をすることが明らかであれば、職場復帰とはせず、支給要件を満たせば支給対象となります。

具体的には、1支給単位期間(※1)において、就労している日数が10日(10日を超える場合は、就労している時間が80時間)以下であることが必要です。この就労した日数・時間は、在宅で働いた分も含まれます。まずは、この要件をおさえておくことがポイントです。

※1「支給単位期間」とは、育児休業を開始した日から起算した1か月ごとの期間をいいます(育児休業終了日を含む場合は、その育児休業終了日までの期間)。

★それでは、各支給単位期間に賃金が支払われた場合は、どうなるのでしょうか。ここでの「賃金」とは、育児休業期間を対象として支払われた賃金(給与)を指します。

賃金が賃金月額の80%以上の場合⇒支給されません

賃金が賃金月額の13%(30%※2)を超えて80%未満の場合⇒賃金月額×80%と賃金の差額が支給(減額支給となります)

賃金が賃金月額の13%以下の場合⇒減額はされません

※2 育児休業給付金の給付率が50%の場合は13%ではなく30%

具体的な金額でみていきましょう。ここでは、賃金月額が20万円を例として考えてみます。

<賃金月額が20万円の例(給付率が67%の場合)>

支給単位期間中に賃金16万円が支払われた場合⇒賃金が[賃金月額×80%]が支払われているので支給されない

支給単位期間中に賃金4万円が支払われた場合⇒賃金が[賃金月額×20%]支払われているので賃金月額20万円×80%-4万円=12万円支給される

支給単位期間中に賃金が支払われていない場合⇒原則通りの計算で、賃金月額20万円×67%=13万4千円支給される

数字で確認されてみて、いかがでしょうか。

さまざまな事情があって休業中に働く場合も、条件を満たせば支給されます。ただし、支給単位期間中に給与が支払われている場合に、額によって取り扱いが異なってきます。

従業員が働くかどうかをご検討される際には、こうした知識があると安心ですね。

 

※ この投稿内容は、掲載日時点の法律等に基づいて作成しています。

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2017年05月11日

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